子宮体癌の初期検診

子宮体癌は子宮頸癌に比べて発症率も低く、進行も緩やかであるため、命を落とす人は比較的少ないと言われています。

とは言え、子宮体癌は、立派な癌、放置しておけば間違いなく命に関わります。

そのため、子宮内幕癌とも呼ばれ、検査をするためには、子宮内幕を採取する必要があります。

何故なら、子宮体部に細い器具を挿入して子宮内膜の細胞を採取するからです。

だから、通常の健康診断や癌検診では省かれてしまうんですね。

それに比べて、子宮頸癌の検査は、子宮頸部を綿棒などで擦るだけで診断用の細胞を採取する事が出来ます。

ですから、患者自身の苦痛を抑えるためにも、どうしても麻酔を使わざるを得ないんですね。

それに比べ、子宮体癌は、比較的高齢の患者数が圧倒的多数で、進行もスローな人が目立ちます。

とは言っても、その5年生存率は80パーセント以上と言われる子宮体癌、やはり怖がらずに自主的に検診を希望し、受ける事が何より大事でしょう。

つまり、子宮体癌の検診は、比較的大がかりで、患者への負担も大きいんです。

麻酔を使えば、当然検査後の処置や回復にも時間を要しますから、子宮体癌の検査は、手間が掛かると言われるんですね。

因みに、集団の癌検診や健康診断などで行われる子宮癌の検査は、子宮体癌の検査ではなく、主に子宮頸癌の検査です。

子宮体癌の検査も麻酔を使わなければそうでもないのかも知れませんが、やはり検査は麻酔をして行う事が多いみたいですね。

何故なら、最も子宮体癌を発症しやすいと言われている年代の女性は、閉経後の萎縮によって子宮の入り口から内部までの通り道が細くなっている事もよくあります。

そうすると、細胞組織を採取するための器具がスムーズに入らないんですね。

子宮癌の検診は、まず最初に細胞診断が行われ、その結果によって、組織診断が必要かどうかを決めます。

子宮体癌に関する情報は、健康関連のブログやサイトに多数掲載されていますから、是非一度、自分で調べてみましょう。